お知らせ

【お知らせ】『新生活にむけて』院内掲示

   昨年の院内アンケートのご意見で「幼稚園から小学校にあがる上で親子に必要なことを教えて欲しい」という要望にお応えして院内掲示を作成しました。

 家族みんなで生活を見直しきっかけになればと思います。

 

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小学校に入るまでにできてほしいこと

 

1)早寝、早起き、朝ごはん

  ・朝6時に起きる

・夜9時には床につく

  ・朝ごはんをしっかり食べる

 

早寝・早起き・朝ごはんの習慣をつけることはとても大切なことです。でも、あまりきつく注意したり、お母さんがいらいらしてしまったりしては逆効果です。緊張したり、不安が強かったりすると、かえって寝なかったり、食欲も進みません。大切なことは、日中たっぷりと遊んで、適度な疲れと満足感を残して床につけるような働きかけです。自然に食欲も進みます。寝る前のテレビやゲームなどの神経を興奮させるような体験も控えましょう。寝る前には、絵本の読み聞かせをしたり、お母さんのお話を聞かせてあげたり、スキンシップをしながらゆったりと過ごします。また早く眠らせるのは難しくても、早く起こすことはできます。朝少し早く起きて、家族みんなで朝のラジオ体操や散歩を楽しんでみるとか、おとなも一緒に、早寝早起きを楽しめるようになるといいと思います。

 

2)あいさつ、片づけ、家のお仕事

・あいさつをする

・整理整頓、まずは脱いだ靴をそろえる

・家の仕事を分担しよう

 一日の始まりは、家族みんなの「おはよう」から。大人がしっかりあいさつすると、子どももきちんとあいさつするようになります。「いただきます」、「ごちそうさま」、「いってきます」、「いってらっしゃい」、「ただいま」、「おかえりなさい」、「ありがとう」、「ごめんなさい」。あいさつは社会生活の基本です。

 身の回りの整理整頓ができるようにしましょう。できることから取り組みます。まずは、脱いだ靴をそろえるところから。できたらしっかりほめて、少しずつできることを増やします。

 自分のことばかりではなくて、家の仕事分担を持つことが大切です。他の人の役に立つ経験が、気持ちを豊かにします。全ての家族が何らかの仕事の分担を持つこと、お手伝いではなくてそれがその子の仕事です。掃除、洗濯、片づけ、料理~慣れないうちは、小さいことから、親も一緒に手がけて、少しずつ自信をつけていくようにします。家族は協力し合って生きていくものであることを小さいうちから伝えていきましょう。

 

3)学習が進むために

・体をいっぱい使って遊ぶ

・テレビやゲームと上手な付き合う

・分かったという喜びを共有する

 昔から「よく遊び、よく学べ」といいます。勉強することと体を使って遊ぶことは、一見別物のようで実は脳の同じ働き~外からの情報を取り入れ、情報を統合し、適切な出力をすることを使っています。体を一杯動かす経験が、効率よく学習を進める脳の力を鍛えてくれます。

 子どもの脳の発達に欠かせないのは、テレビやビデオなどの一歩通行の刺激ではなく、見て、聞いて、触れて、臭いをかいで、口に含んで、すべての感覚を伴った体験です。また、言葉を駆使して、人とのコミュニケーションの力を育てたり、体を使った遊びを通して、体験したことと考えたことを結び付ける力を鍛えたりすることも大事です。テレビやゲームの時間は、小さい頃からしっかり制限するようにしましょう。また、外遊びや読書を通して、人やものに主体的に関わることのおもしろさや、考えたり想像したりする楽しさをたくさん味わってもらうことが大切です。

 小さい頃はなんにでも、興味や関心を持ちます。「あれな~に?」「どうして?」時にはしつこく聞いてくることもあるでしょう。そんな時こそチャンスです。「分からないから調べてみよう!」面倒がらずに、図鑑やインターネットで、一緒に調べて見ましょう。人間は知的好奇心を持った動物です。分かったという喜びを共有する体験を増やすことが勉強を好きにするコツです。

 

 


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